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『 大きな鳥にさらわれないよう 』 [K.H]




ジャンルは SFですね。


川上弘美 著 / 講談社


この本についての、blogを遡ってみると

16/6/24に 書いてあるので、かれこれ 約2年前から
(去年かと思ってた)しおりを挟んだままの本を 今回
やっと読了したのか゚д゚!

物語が気になり、どんどん、頁が進むものはいいのだが
何か合わない作風や、興味があまり湧かない内容の場合

それ程 読書好きでもない私にとって、本はあれですね
とりあえず、「最後まで読むぞ」という気持をもって
ひたすら 文字を追わないと、結果、放置へと…。


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SF系のジャンルに 不慣れな私にとっては、そもそも
こういう内容は 読みづらいうえに、各章ごとに 語り手も
時間軸も変化するので、一体 今 何を読んでいるのか?と
思いつつも

中盤から後半にかけ、この物語に 散りばめられた伏線や
謎が 少しずつ繋がってゆくので、そうすると 読者として
(流れが、理解できるようになり)ようやく 安心できる
ような感覚として、落ち着いて読めた気がする。

主軸となっているテーマや、物語の全貌は とても壮大
だけれども、希求しているものは 至極シンプルな想いで
そういった部分が、とても響いてきた。

『 運命 』の章を読んでいる時、何だか 込み上げてくる
ような、不思議な気持ちに なったりもしたのは、やはり
私の中でも 絶望的な展開は、辛いと思っていたからか?

不慣れなSF系だったが

川上さん特有の、句読点が多くて やわらかい文体に
SFな空気を あまり意識せずに、読めたのかもしれない。

(私見だが、SFな空気とは どこか殺風景なイメージや
無機質的なスタイリッシュさ、という印象)

全編通して 時々登場する、" 大きな母 "の 私の中の
イメージ像はなぜか、 "バーバママ" の様なフォルム'∀'
大きくて丸くて、全体的に つるんとしているイメージ。

個人的な感覚の、"親" という意味を超えたところの
大いなる象徴としての、"母"という言葉は、重みがある。

著者の『 水声 』でもそうでしたが、この
大きな鳥にさらわれないよう、でも 母親とは何だ?
(広義での、源というか…)というのが

川上さんが 小説の中で描く世界に、漠然と、いや
核心的に、根幹のテーマとして存在しているようだと
私は 勝手に受け取っている。

読み方は色々であるし、再読した時 また違った印象を
受けるかもしれませんね…

間が空いたけど、読了できてよかった~









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